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小学生の4割 ランドセルが「重い」?

  • 2 日前
  • 読了時間: 6分

〜『コロコロコミック研究所』アンケートトピックス〜

  • ランドセル使用率は94.6%で根強い支持。一方、買い替え希望理由の1位は「もっと軽いものにしたい」(33.3%)

  • 44.8%が、荷物の入ったランドセルを「重い」と感じている

  • タブレットを持ち帰る小学生は、「毎日」(31.9%)と「曜日によって」(29.4%)を合わせて6割超

  • タブレットを宿題や勉強に使う小学生は71.8%。連絡帳や予定の管理、プログラミング学習にも活用

  • 文房具を買う決め手1位は「学校で怒られない」(41.5%)。好きなデザインより校則を優先

  • 流行している文房具1位はダントツで「まとまるくん」。 「富士山消しゴム」「しゅくだいやる気ペン」という回答も


背景

GIGAスクール構想によるタブレット端末の配布、大容量水筒の携行など、令和の小学生の荷物は年々増えています。その結果、「ランドセル症候群」という言葉が生まれるほど通学時の身体的負担は社会問題化し、自治体による軽量リュックの無償配布や「置き勉」の推奨といった制度面での見直しが進行中です。


一方、文房具市場では、ジェンダーレスな文房具選びの広がりや、特性に寄り添う「インクルーシブ文具」の台頭、リビング学習の定着に伴う「省スペース対応」文具のヒットなど、文房具が「書く・消す道具」から「個性を表現し、学びの環境を最適化するツール」へと進化しています。


こうした背景を踏まえて『コロコロコミック研究所』では今回ランドセルと文房具に関するアンケートを、小学1年生から6年生までの『コロコロコミック』読者725人を対象に実施しました。


ランドセル使用率は94.6%で根強い支持。買い替え希望理由の1位は「もっと軽いものにしたい」(33.3%)



はじめに「通学時にメインで使っているカバンは何?」と尋ねたところ、94.6%が「ランドセル」と回答し、「リュックサック」(4.4%)を大幅に上回る結果となりました。ランドセルの根強い人気をうかがわせます。



次に「ランドセル」と回答した人を対象に「ランドセルを買い変えたいと思う?」と尋ねたところ、「いいえ」(91.4%)が大多数を占めた一方、8.6%が「はい」と回答しており、ランドセルを買い替えたいと考えている小学生も一定数いることがわかりました。



ランドセルを買い替えたい理由は、1位が「もっと軽いものにしたいから」(33.3%)となり、以下、2位「新しい色に変えたいから」(21.7%)、3位「荷物が多くてもっと大きくしたいから」(17.4%)と続きました。毎日背負うものだからこそ、ランドセルの軽量化を望む児童は少なくないようです。



ランドセルを買い替えたくない理由としては、「気に入っているので変えたくない」(61.2%)が1位となり、以下、2位「こだわりはない」(26.1%)、3位「高いものなので変えたくない」(8.5%)という結果になりました。現在使用しているランドセルへの愛着から現状維持を望んでいる子が多いようです。


44.8%が、荷物の入ったランドセルを「重い」と感じている



「荷物の入ったランドセルを背負った時『重さ』をどう感じる?」と尋ねたところ、「普通・気にならない」という回答が44.0%で最多となった反面、「重いけれど、我慢できる」が37.8%、「痛くなるほど重い」が7.0%となり、合計44.8%の小学生が重さを感じていることがわかりました。毎日背負っているからこその愛着や、こだわりのなさなどから現状のランドセルのままでいいと考える子が多い一方、潜在的な重さへの不満は確かに存在するようです。


タブレットを持ち帰る小学生は、「毎日」(31.9%)と「曜日によって」(29.4%)を合わせて6割超



「タブレットやPCは家に持ち帰っている?」と尋ねたところ、「学校に置いたまま」という回答が33.7%で最多となりました。また、「毎日、家に持ち帰っている」が31.9%、「曜日によって持ち帰っている」が29.4%となり、合計61.3%と6割超の児童が定期的にタブレットやPCを自宅に持ち帰っていることがわかりました。ランドセルに重さを感じる小学生が一定数いる背景には、教科書や筆記用具に加えてデジタルデバイスを入れて登下校していることも大きな要因なのかもしれません。


タブレットを宿題や勉強に使う小学生は71.8%。連絡帳や予定の管理、プログラミング学習にも活用



タブレット・PCを自宅に持ち帰っている小学生を対象に「持ち帰ったタブレット・PCを家では何に使っている?」と尋ねたところ、「宿題や勉強に使っている」という回答が71.8%で大多数を占め、次いで「家では充電しているだけ」(14.9%)という結果になりました。


また、5.1%は「その他」と回答しており、内訳を見ると「連絡・スケジュール確認」「学習・プログラミング」という回答が寄せられていました。学校からの連絡や自身の予定をデジタルで一元管理したり、自宅でプログラミング学習をしたりと、タブレット・PCを自分なりに有効活用している子もいるようです。


文房具を買う決め手1位は「学校で怒られない」(41.5%)。好きなデザインより校則を優先



「文房具(筆箱やペンなど)を買う時、一番の『決め手』は?」と尋ねたところ、「カッコいいデザイン(スポーツブランド、高級感など)」(23.0%)、「すごい機能(折れない・トガり続ける・金属など)」(12.8%)といった子ども心をくすぐるような特徴に対して、「学校で怒られない(シンプル・無地)」(41.5%)がトップになりました。個人的な好みよりも、まずは校則を優先する姿勢がうかがえます。


流行している文房具1位はダントツで「まとまるくん」。「富士山消しゴム」「しゅくだいやる気ペン」という回答も



「周りで流行っている文房具」について尋ねたところ、消しカスがまとまるロングセラー消しゴム「まとまるくん」が39.3%でダントツの1位となりました。ベーシックなもの以外にも派生商品を挙げる回答もあり、「まとまるくん」が圧倒的に支持されている理由には、バリエーションの豊富さもあるのかもしれません。


また、3位には「ねりけし」(7.7%)、4位には「ロケット鉛筆」(4.0%)がランクインしていることから、実用性よりも「触って楽しい」「仕掛けがある」文房具が小学生から人気を集めていることがうかがえます。このほか「しゅくだいやる気ペン」「富士山消しゴム」など、IOT文房具やポップさと実用性を兼ね備えたアイテムもランクインしました。

【調査概要】

『コロコロコミック研究所』アンケート

・調査期間:2026年2月13日~3月14日

・調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族

・調査機関:自社調査

・集計数:725

・調査方法:WEBアンケート











コロコロコミック研究所 所長

Dr.コバ(小林浩一)からのコメント

「ランドセルの重さは増しているが、不満は顕在化していない」今回の調査で見えてきたのは、この静かなギャップです。タブレットの持ち帰りが6割を超え、約半数が重さを感じている一方で、買い替えを望む声は多くありません。環境は変わっているのに、行動は大きくは変わっていない。このズレは、負担が増えても、それが行動の変化にはつながりにくい実態を示しています。文房具においては、「まとまるくん」のような定番への支持が続く一方、「ねりけし」や「ロケット鉛筆」といった遊びの要素を持つアイテムも存在感を示しています。学校に関係ないものは持ってきてはいけないという制約の中でも、遊び心のある選択が行われている点は印象的です。与えられた環境の中で楽しさを見出していく。そうした適応の仕方に、いまの小学生の特徴が表れていると考えています。

<協業に関するお問い合わせ先>

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株式会社小学館 メディアビジネス局IP企画営業室

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