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お正月目前!イマドキ小学生のお年玉事情を大調査!

  • 執筆者の写真: Koichi Kobayashi
    Koichi Kobayashi
  • 4 日前
  • 読了時間: 4分
お年玉に手を伸ばす少年のイラスト

今回のアンケートでは、男子小学生を中心とした読者を対象に「お年玉・投資」に関するアンケート調査を実施。お年玉の受け取り方、使える金額、使い道、投資・NISAを知っているかなどについて調査した結果を、『コロコロコミック研究所』 所長・小林浩一の分析とともに紹介します。


~『コロコロコミック研究所』「お年玉・投資」アンケートトピックス~

  • もらう総額は「1万1円〜2万円」、自由に使えるのは「3,001円〜5,000円」が最多。

  • もらい方にも変化。現金派が圧倒的多数も、キャッシュレスや銀行振り込み、プリペイドカードなども。

  • お年玉を「使う」より「増やす」ことに興味があるのが過半数。「投資・NISA」という言葉も約4人に1人が認知

  • お年玉の使い方の1位は「貯金」。購入品では『ベイブレード X』や『ポケモンカード』が人気


小学生のお年玉、もらう金額は「1万1円~2万円」が最多、使える金額は5,000円以内が約7割


コロコロコミックでは毎年、小学生を対象に「お年玉はいくらもらいましたか?」という質問を実施しています。今回の調査では、子どもたちのもらう金額だけでなく使える金額の傾向まで明らかになりました。

コロコロコミック読者のもらったお年玉の金額。1位:1万1円〜2万円(28.9%)、2位:5,001円〜1万円(19.1%)、3位:2万1円〜3万円(18.5%)、4位:3万1円〜5万円(12.0%)、5位:1,001円〜3,000円(6.1%)

小学生がもらうお年玉の金額は「1万1円~2万円」が最も多く、全体の約3割を占めました。続いて「5,001円~1万円」が約19%、「2万1円~3万円」が約18%という結果となっており、昨年までの傾向と比べても、もらう金額の中心はおよそ1万円前後で安定していることがうかがえます。


コロコロコミック読者のもらったお年玉で使っていい金額。1位:3,001円〜5,000円(25.7%)、2位:1,001円〜3,000円(20.6%)、3位:5,001円〜1万円(19.3%)、4位:0円(11.7%)、5位:1万1円〜2万円(9%)

また、もらったお年玉で使っていい金額については、「3,001円~5,000円」(25.7%)が最も多く、次いで「1,001円~3,000円」(20.6%)、「5,001円~1万円」(19.3%)となりました。5,000円以内と答えた小学生は合計67.1%とおよそ7割を占め、多くの家庭において、子どもの金銭の使い方に対して一定の自立を促しつつも、適切な範囲での制限を設けている実態がうかがえます。さらに、10%以上が0円と回答しており、すべて貯金などに回す家庭も一定数存在することがわかりました。



お年玉のもらい方は現金が多数派も、キャッシュレスも存在


コロコロコミック読者のお年玉のもらい方。1位:現金(97.2%)、2位:商品券(5.1%)、3位:銀行振込(1.8%)、4位:プリペイドカード(0.9%)、5位:PayPayなどスマホのお金(0.3%)

「お年玉は何でもらいましたか?」という質問に対し、「現金」が97.2%と圧倒的多数を占めました。一方で「PayPayなどのスマホのお金」(0.3%)や「銀行振込」(1.8%)といった受け取り方、「商品券(図書カード、QUOカードなど)」(5.1%)など、家庭ごとの多様な受け取り方の実態も浮かび上がりました。



お年玉を「増やす」ことに興味がある小学生は6割以上。金融リテラシーはより身近なものに


コロコロコミック読者は「投資」「NISA」を聞いたことがある? 「ない」58.3% 、「ある」23.7%、「聞いたことあるけど意味はよく知らない」18.0%

近年、投資への関心が高まる中で、「おうちの人から『投資』や『NISA』という言葉を聞いたことがありますか?」と質問したところ、約5人に1人が『聞いたことがある』(23.7%)と回答しました。また、「聞いたことはあるが、意味はよく知らない」(18.0%)を合わせると、41.7%の子どもがすでに金融に関する言葉に触れていることが明らかになりました。

この背景には、親世代からの影響や、学校での金融教育の普及などが考えられ、子どもたちが日常生活の中で少しずつ金融への理解を深めつつあることがうかがえます。




コロコロコミック読者はお年玉を「使う」のではなく「増やす」ことに興味ある? 「少し興味がある」36.0%、「すごく興味がある」24.6%、「あまり興味がない」18.9%、「全く興味がない」11.8%、「全く興味がない」8.6%

「お年玉を『使う』のではなく、『増やす』ことに興味はありますか?」という質問に対しては、「少し興味がある」(36.0%)、「すごく興味がある」(24.6%)を合わせて、全体の60.6%が肯定的な回答を示し、投資という選択肢に興味をもつ可能性がある子どもの存在が明らかになりました。



お年玉の使い道1位は圧倒的「貯金」、人気ホビーやゲームにも注目


コロコロコミック読者のお年玉の使い方 1位:貯金(37.3%)、2位:ベイブレードX(32.2%)、3位:コロコロコミック(16.8%)、4位:ポケモンカード(13.6%)、5位:クレーンゲーム(12.4%)

小学生のお年玉の使い道についても調査しました。その結果、1位は「貯金」で、子どもたちがお金を計画的に管理する意識が高いことがうかがえました。

続いて、憧れのホビーや遊びに使うケースも多く、2位は「ベイブレード X」、3位は「コロコロコミック」、4位は「ポケモンカード」となりました。また、5位は「クレーンゲーム」で、チャレンジ感のある遊びにお年玉を使う子どもも少なくないことがわかりました。




解説をするDr.コバ

コロコロコミック研究所 所長

Dr.コバ(小林浩一)からのコメント

今回の調査では、小学生たちが「使って終わりのお金」ではなく、「自分で育てるお金」に目を向け始めている姿が浮かび上がりました。家庭の会話や授業の中でNISAといった言葉に触れる機会が増え、お金の仕組みを前向きに学ぼうとする空気が確実に広がっています。その一方で、好きなホビーへの投資や推し活も全力で楽しむ――そんな「未来の自分への投資」と「今のワクワク」を両立させる、コロコロ読者らしい感性も健在です。コロコロコミック研究所は、子どもたちのこうしたリアルな変化を丁寧に拾い上げ、遊びと金融のちょうどいい関係を社会に提案していきます。



【調査概要】

『コロコロコミック研究所』アンケート

「もらったお年玉の金額」「お年玉の使い道」

・調査期間:2025年6月13日~7月14日

・調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族

・調査機関:自社調査

・集計数:998

・調査方法:雑誌のハガキアンケート


「もらったお年玉で使っていい金額」、「お年玉のもらい方」、「投資・NISAは聞いたことある?」、「お年玉を『使う』より『増やす』ことに興味がある?」

・調査期間:2025年10月15日~11月13日

・調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族

・調査機関:自社調査

・集計数:777

・調査方法:WEBアンケート

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