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宮崎県日向市にて、「コロコロAI体験授業」第2回が開催されました。

  • 9 分前
  • 読了時間: 3分

参加者の満足度96.2%を達成

コロコロコミック研究所×日向市AIワークショップ第二回レポート

2026年2月7日、宮崎県日向市にて、日向市、コロコロコミック研究所(小学館)、オープン株式会社の三者共同による「コロコロAI体験授業」が開催されました。昨年実施された第一回を経て、内容を再設計した形での開催となります。

当日は親子合わせて61名(保護者26名・子ども30名ほか)が参加。約2時間にわたり、生成AIを活用した創作体験プログラムが行われました。


授業を受ける子どもたちの写真。
↑当日のワークショップの様子

自分の言葉から始めるAI体験


今回のワークショップで重視したのは、「AIに答えを出させる」ことではなく、「自分の考えを深めるためにAIを使う」ことでした。

読書感想文を題材に、まずは子ども自身が率直な感想を言葉にするところからスタートします。

「つまらない」「面白い」——どんな感想でも構いません。自分の意見を持つことが出発点です。その上で、生成AIに問いかけ、返ってきた言葉を材料に、さらに考えを広げていくプロセスを体験しました。


コロコロコミック研究所 所長の小林浩一は、次のように語ります。

「子どもが苦手とする読書感想文も、まずは自分の意見を持つことが大切です。自分が主役にならなければ、AIは役に立ちません。」

AIを“代わりに書いてくれる存在”としてではなく、“思考を広げる補助ツール”として位置づける。その設計が今回の特徴でした。


授業中のDr.コバの写真
↑小林の解説のもと、親子で生成AIに取り組む様子

「AIは包丁のようなもの」


一方で、安全面への配慮も重視しました。

小林はAIについて、次のように例えています。

「AIは包丁のようなものです。使い方を間違えれば、自分や他人を傷つける可能性がある。しかし、正しいルールを学び、上手く使えば価値を生み出すことができます。」


ワークショップでは、あえてAI活用の失敗例や注意点にも触れました。便利さだけでなく、リスクや限界も共有することで、子どもたちが安全に活用できる環境づくりを意識しています。


また、本プログラムは子どもだけでAIを扱う設計にはしていません。必ず保護者が隣に座り、見守りながら一緒に取り組む形式としました。親子で対話しながら進めることで、家庭内でのコミュニケーションにもつながる構成となっています。


授業風景の写真。
↑敢えて、AIの間違った使い方も教える小林

数字に表れた評価


終了後に実施したアンケートでは、保護者の96.2%が「満足」以上と回答しました(大変満足53.8%、満足42.3%)。


子どもの83.3%が「また来たい」と回答し、「近所であれば」を含めると実質的に全員が再参加に前向きという結果になりました。


認定証を授与している様子の写真。
↑最後に受講者にワークショップが完了した認定証を手渡ししました

第一回からの進化


第一回では「AIに触れてみる体験」が中心でした。第二回ではそこから一歩進み、


  • 自分の意見を言語化する

  • AIの出力をそのまま受け取らず、読み解く

  • 親子で対話しながら活用する

といった要素を強化しました。


単なるツール体験ではなく、考える力と対話を軸にしたプログラムへと進化しています。


結びに

今回のワークショップは、AIの利用を推進する場というよりも、「AIとどう向き合うかを学ぶ場」として実施されました。

子どもが主体的に考え、保護者が伴走し、AIはその補助として機能する。その設計が、満足度96.2%、再来意向83.3%という結果につながりました。

コロコロコミック研究所は今後も、エンターテインメントの視点を活かしながら、安全性と教育的意義の両立を前提とした取り組みを継続していきます。

株式会社小学館

​コロコロコミック編集部

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