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小学生が選ぶ好きなアーティスト調査!1位はMrs. GREEN APPLE、大御所バンドもランクイン!?

  • 執筆者の写真: Koichi Kobayashi
    Koichi Kobayashi
  • 8月8日
  • 読了時間: 4分

更新日:2 日前

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今回は、『コロコロコミック』2024年9月号および2025年5月号にて、小学生を中心とした読者1,000人に実施した「音楽」にまつわるアンケート調査の結果にフォーカス。


好きなアーティストをはじめ、習っている/始めてみたい楽器、さらには、アーティストを好きになるきっかけになっていると考えられるサブスクリプションサービス・SNSの利用状況に関する調査結果を紹介し、「イマドキの小学生の音楽事情」に迫ります。


アンケートトピックス

・好きなアーティスト1位は「Mrs. GREEN APPLE」。「B'z」「L'Arc-en-Ciel」など大御所バンドもTOP10入り

・音楽系のこれから始めてみたい習い事では「ドラム」が1位、「ギター」が2位、「ピアノ」が3位に。バンド人気を裏付ける結果に

・家庭のサブスク利用率は高く、半数以上(56.6%)が「Amazon Prime」を利用。一方、小学生本人のSNSアカウント保有率は25%未満


【好きなアーティスト1位は「Mrs. GREEN APPLE」】

『コロコロコミック』読者の好きなバンド。1位はMrs.GREEN APPLE。

『コロコロコミック』2025年5月号に掲載した「好きなアーティスト」に関する読者アンケートでは、「Mrs.GREEN APPLE」(17.1%)がダントツの1位となりました。


以下、2位に「YOASOBI」(1.4%)、3位に「Creepy Nuts」「ONE OK ROCK」「SEKAI NO OWARI」(各1.1%)が続くなど、最新のヒットチャートを反映した結果となっています。


一方で、6位には「B'z」「L'Arc-en-Ciel」(各1.0%)、9位には「ビートルズ」(0.7%)がランクイン。今話題のアーティストから、大御所バンド、レジェンドミュージシャンまでが混在する結果となり、小学生の音楽の楽しみ方が多様化していることをうかがわせます。


【音楽系の習い事では「ピアノ」に次ぎ、「ギター」が2位、「ドラム」が3位に】

『コロコロコミック』読者の習っている楽器ランキング。1位は「なし」の71.6%。ついで多いのは「ピアノ」の18.5%

好きなアーティストの傾向は、習い事の選択にも影響を与えているのでしょうか? そこで、「習っている楽器」に関する調査結果を見ていくと、「なし」が1位ではありましたが、定番の「ピアノ」が2位、「ギター」が4位、「ドラム」が5位にランクインしていました。


『コロコロコミック』読者のこれから始めてみたい楽器ランキング。1位は「ドラム」の27.6%、2位はギターの25.7%

また「これから始めてみたい楽器は?」という質問では、1位「ドラム」(27.6%)、2位「ギター」(25.7%)という結果に。

「習っている楽器」で1位の「ピアノ」(21.1%)を凌ぐ人気ぶりを見せています。好きなロックバンドのパフォーマンスをテレビやYouTubeなどで目の当たりにし、「自分も挑戦してみたい!」と思う子が多いのかもしれません。


【家庭のサブスク利用率は高く、半数以上(56.6%)が「Amazon Prime」を利用】


前述の「好きなアーティスト」ランキングでは、幅広いアーティストの名前が挙げられていました。そこで、アーティストを知ったり、その曲を聴いたりするきっかけになっていると考えられるサブスクサービスとSNSの利用状況に関する調査の結果も紹介します。 

『コロコロコミック』読者の家族で利用している動画配信・サブスク。最多は「Amazon Prime」の56.6%

「家庭でどんな動画配信・サブスクサービスを利用しているのか」と尋ねたところ、「Amazon Prime」が56.6%と半数を超え、「YouTube Premium」も20.1%に上るなど、音楽配信サービスが付帯するサブスクサービスが上位にランクインする結果となりました。このことから、小学生の家庭内では多様な音楽コンテンツに触れる環境が整っていることがうかがえます。


『コロコロコミック』読者の1日のうち、SNSを見る時間ランキング。67.1%もの小学生が「0分」と回答

他方、『コロコロコミック』2024年9月号にて自分のSNSアカウントの有無を聞くと、75.1%が「持っていない」と回答。また、1日のうちSNSを見る時間についても、67.1%が「0分」と答えました。小学生のSNS利用は限定的であることが見受けられます。



『コロコロコミック研究所』 所長 小林浩一コメント


今回の調査から見えてきたのは、小学生の“音楽の入口”が、サブスクリプションという“新しい日常”と、家族とともに音楽を楽しむ“共聴体験”の中にあるということです。なかでも、Mrs. GREEN APPLEが1位に輝いた背景には、Amazon Primeなどで楽曲が自然に繰り返し流れる“耳馴染み効果”が大きく作用していると考えられます。子どもたちは、知らず知らずのうちに家庭内BGMから“推し”を見つけている——そんな時代が来ているのです。


一方、「B'z」や「ビートルズ」といったレジェンドがTOP10に入っているのは、まさに“レジェンド再評価”の兆し。紅白歌合戦、朝ドラ、ドライブ中の選曲といった“ファミリーインフルエンス”が、子どもたちの記憶に刻まれ、世代を超えた音楽の架け橋になっていることがわかります。TikTokなどSNSの影響もあるとはいえ、やはり“いちばん身近な音楽体験”——それが、子どもたちの「好き」を形づくっているのです。


コロコロコミック研究所では、こうした“家庭発エンタメ体験”をこれからも丁寧に可視化しながら、企業・自治体・クリエイターの皆さまとともに、子どもたちのリアルな感性に寄り添い、次世代の音楽文化を共創してまいります。



【調査概要】

2024年コロコロコミック9月号 読者アンケート

・調査期間:2024年8月9日~9月11日

・調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族

・調査機関:自社調査

・有効回答数:集計数:1000

・調査方法:雑誌のハガキアンケートおよび一部WEBアンケート


2025年コロコロコミック5月号 読者アンケート

・調査期間:2025年4月15日~5月14日

・調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族

・調査機関:自社調査

・有効回答数:集計数:1000

・調査方法:雑誌のハガキアンケートおよび一部WEBアンケート


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